先輩の声
※所属や学年等は、建築士試験合格時点のものとなります。
必要なのは、時間でも才能でもなく執念!
中嶋 立樹さん
大学 卒業 /
大学院1年生(建築学専攻)
令和6年度
一級建築士 合格

Q1.― 現在の仕事の道に進もうと思ったきっかけ
親の背中を追いかけて
親が建築関係の仕事についているのもあり、昔から建築にふれることが多くありました。小学校の自由研究では工作をして小さな家を作るなど、何かを生み出すのが好きでした。いざ建築学科に入ってもその気持ちは変わらず、むしろ立派な建築家として活躍したいという気持ちでいっぱいでした。
Q2.― 一級建築士 試験の受験を決断した理由・きっかけ、また受験を決める際に不安だったこととその克服法
受けるなら今しかない!
大学院に進学した理由の半分は、時間に余裕がある学生時代に資格をとっておきたいと思ったからでした。しかし、いざ勉強を始めると授業や研究、学発発表などを理由に試験を受けないという同級生も多く、モチベーションの違いに惑わされることもありました。ですが、総合資格学院に入ったことで同じ目標を持つ者同士が切磋琢磨し、居心地の良い環境に恵まれたと実感しました。
Q3.― 合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残るエピソード
試験会場の空気にのまれるな
試験会場には魔物が潜んでいます。前日には緊張で一睡もできませんでした。だからなのか設計製図試験では、普段絶対しないミスをしてしまいました。ですがそんな万が一のミスの対応についても講師は親身に教えてくれたので、それを信じ、落ち着いてミスを解消できたことが、今回の合格に繋がったのだと思います。
Q4.― 勉強時間のつくり方について、苦労した点・工夫した点
大学院の院試勉強が第一歩
大学で学んだ知識をそのままの形で試験に活用できるという意味では、全ての建築学生が早期学習を行っていると思います。早期学習を進めていれば、「法規」や「施工」などのとっつきにくい科目にも進んで挑戦でき、合格へまた一歩近づけるので、早期学習は合格するためには必要なことだと思います。
Q5.― 学習した内容が、お仕事で活かせたエピソード
現場見学が楽しい
大学の授業では、現場見学におもむくことがあります。その度に講義で覚えた内容が頭によぎり、空調方式やゾーニングなど、普段とは違った視点で授業に挑むことができます。資格を取得するメリットの一つは、こうした新しい視野で物事をとらえることができるという点もあると思います。